【食洗機の上手な使い方】食器の置き方、コツ、豆知識を徹底解説!

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食洗機だと汚れが落ちない…食洗機の上手な使い方を知りたい

こんな疑問にお答えします。

本記事は食洗機を3年以上使用する筆者が食洗機の上手な使い方、コツ、豆知識をご紹介します。

食洗機の使い方で悩んでいる方、これから食洗機を購入する方の参考になれば幸いです。

本記事でわかること
  • 食洗機の基本的な使い方
  • 食器の置き方、置き場所
  • 食洗機で洗うべき食器、洗わないべき食器
  • 食洗機の素朴なギモン
目次

キレイに食器を洗うコツ8選

食洗機を上手に活用するコツ8選をご紹介します。

コツ1:食器の置き場所をカスタマイズ

メーカのガイドラインはあるものの、食器の置き場所は自由です。そのため食器の数や種類に応じて、置き場所を自由にカスタマイズしてOKです

食洗機では食器の置き方予洗いが大切です。これらを守っていれば、食器はキレイに洗えます。

コツ2:水の出る向きを知る

食洗機の内部構造(NP-TZ100)

食洗機の水の出口、水の向きの把握も重要です。食洗機の中をカラにして、どこから水が出るか確認してみましょう。

筆者の食洗機は上図の通りです(パナソニック製、NP-TZ100)。回転しながら水を噴射する回転ノズル噴出口が多数ついています。これによりどこに食器を置けばキレイになるかイメージできます。

コツ3:食器を下・中央に傾ける

食器の置き方は汚れている面を下・中央に傾けることが重要です。水は下・中央から放射状に出るため、食器の汚れている面を下・中央部に傾けましょう。

食器を少し傾けることも忘れずに。傾けないと食器上部に水が溜まってしまいます。食洗機の突起を使ってうまく傾けましょう。

コツ4:食器をつめすぎない

沢山食器を入れがちですが、食器をつめすぎないよう注意しましょう。食器が重なると洗い直しになり二度手間です。食器と食器の間にお皿1枚分のスキマは残すのがおすすめです。

全ての入りきらない場合は、次で説明する優先順位の高い食器のみ洗うか、もしくは2回に分けて洗うようにしましょう。

コツ5:汚れの多い食器を優先する

全部の食器が入らない…こんなときは汚れの多い食器を優先しましょう。とくに食洗機は油汚れを落とすのが得意なので、フライパンや鍋を食洗機で洗うのがおすすめです

下図は豚の生姜焼きで使ったフライパンを、予洗いなしで食洗機を使用したときの比較です。食洗機は油の溶ける水温(約80度)で洗うため、油汚れは予洗いなしでもこんなにキレイに落ちます

油で汚れたフライパン、オリーブオイルのかかったサラダ容器、バターの保存容器、これらは食洗機で洗いましょう。逆に油汚れのないものは手でも簡単に洗えるため、食洗機に入らない場合は手洗いがおすすめです。

食洗機で洗うのがおすすめの食器
  • フライパン、鍋
  • オリーブオイルオイルのかかった食器
  • バター、マーガリンの容器
  • カレー、ハヤシライスなどの容器
  • その他油汚れのある食器

コツ6:こびり付きは水につける

こびり付きのある食器は水のつけ置きがおすすめです。

たとえばご飯粒やドリアのホワイトソース、コーンスープがこびりついたものです。こういったものは食器を水につけておき、こびりつきを柔らかくしたあとでスポンジのナイロン部でこすりましょう。

コツ7:下段から取り出す

食洗機が2段構造の場合、食器は下段から取り出しましょう。上段の食器に汚れや水が残っていると、下段の食器に汚れや水がかかってしまいます。

コツ8:食洗機対応の食器を利用する

食洗機未対応の食器は、食洗機で洗えません。食洗機用の洗剤には研磨剤が含まれているため、食器のメッキやテフロンが剝がれてしまうためです。

具体的には下記のモノは食洗機で洗えません。

食洗機で洗えない食器
  • 漆器
  • 金・銀メッキ、金箔のある食器
  • テフロン加工したフライパン・鍋  
  • 高級ガラス食器
  • 炊飯器の窯  

食洗機を最大限に活用するために食洗機対応の食器や調理器具の購入がおすすめです。

筆者は調理器具(フライパン・鍋類)をティファール製に買い換えました。ティファールの最大の魅力は取手が取れることです。これにより食洗機にもフライパン、鍋がすっぽり収納できます。

お茶碗、お椀も食洗機専用のものがおすすめです。食洗機用の茶碗は底部に切れ込みが入っていて、水が溜まらないようになっています。ニトリではこれらの食器が300円程度で購入できるため、おすすめです。

出典:ニトリHP

使い方Q&A

ここでは食洗機に関するギモンをQ&A形式で回答します。他にもご質問があれば本ページのコメント欄、あるいはサイトのお問い合わせフォームから教えて下さい。

予洗いは必要?

A.  水でカンタンに落ちる食材は予洗いがおすすめです。油汚れは予洗い不要です。

食洗機に食器を入れる前に、食器を洗うことを予洗いと言います。食洗機を長く使えるように、予洗いがおすすめです。予洗いしないと、食洗機内部の溝(下図の赤枠部)に塩・コショウ・魚の骨などの食材が溜まってしまいます。

一方、油汚れは予洗いで落ちないので、そのまま食器にいれてOKです。食洗機が油を溶かす水温(約80度)でカンタンにキレイにしてくれます。

食器が少ない場合は手洗いの方がオトク?

A. 食器が10点以下なら手洗い、それ以上は食洗機がおすすめです。

食器が少ない場合は手洗いの方が洗剤、水道代が安いのでは?と思われるかもしれません。計算してみると食器が10点以下なら手洗いが、それ以上なら食洗機の方がお得になります。詳しく見てみましょう。

水道代の比較

水道水を1分間流すと約12リットルの水を使います(参考:東京都水道局)。食洗機(NP-TZ100の汚れレベル3)は1回で約11リットルの水を使用します(出典:パナソニックHP)。つまり手洗いで水を1分流した場合の水道使用量に大体同じです。

言いかえると手洗いで1分以上水を流す場合は、食洗機の方が水道料はオトクです。仮に食器1枚に水を6秒流す場合、食器10点以下ならば手洗いの方が水道代が安いです。

洗剤使用量

手洗いは食器10点につき洗剤ワンプッシュ(約6 ml)使用するとした場合、食器10点の洗剤代は約4.2円です。一方食洗機は食器点数によらず、使う洗剤量はいつでもワンプッシュ(約6 ml)のみです。

比較すると食器点数10点までならば違いはありません。逆に10点を超えると、手洗いの方が洗剤代はかかります。

手洗いの洗剤料金(食器10点分)
  • 値段:約200 円
    • 内容量:300 ml
      • 1mlあたりの金額:0.7 円
        • 1回分の料金(約 6ml):4.2 円
食洗機の洗剤料金(1回分)
  • 値段:約450 円
    • 内容量:480 ml
      • 1mlあたりの金額:0.9 円
        • 1回分の料金:(約6 ml):5 円

光熱費(電気・ガス代)

光熱費は手洗いの場合、お湯のガス代です。お湯を使わなければ手洗いの光熱費はゼロ円となります。食洗機は食器の洗浄と乾燥に電気を使用します。食洗機の電気代は、一回で約10円~20円ほどです。

手洗いの光熱費
  • ガス使用料:0.11 m3
食洗機の光熱費16.67 円
  • 洗浄時(54分、洗浄電力65 W )
    • 電気代 65 W÷1,000×0.9 h×25 = 1.46
  • 乾燥時(30分、乾燥電力1100 W )
    • 電気代:1,100 W÷1,000×0.5 h×25円
      • =13.75円 合計:15.21

食器に水滴や白い跡がついている場合は洗いなおすべき?

A. 水道水のミネラルなので洗い直しは不要です。気になる場合は乾いた布でふけばOKです。

食器にのこる白い水あとは、水道水に含まれるミネラルです。食洗機は高温洗浄したあとにすぐに乾燥させるため、水分中のミネラルが固まってしまうことがあります。

ミネラルはナトリウムやカリウムなどの栄養素の総称なので、食べても健康上の問題はありません。気になる場合は、乾いた布で軽く拭けば大丈夫です

まとめ

食洗機の上手な使い方、コツなどをお伝えしましたがいかがでしたでしょうか。食洗機はコツさえつかめば時短・節約するための最高な家電です。ぜひ適切に、大切に長く愛用しましょう。

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